2019年12月20日金曜日

ぽた〜じゅ屋❌ヒルナンデス! カボチャととうもろこしのスープ&週末スープ

2019年12月19日(木)

お昼の人気番組「ヒルナンデス!」にて「カボチャととうもろこしのスープ」を取り上げていただき、方々から「詳しく作り方を教えて欲しい」との声をいただいたので、こちらで紹介します。
本来、飲食店をレシピを公開しないと思いますが、ぽた〜じゅ屋は「世界を美人で優しい人だらけにする」というミッションを掲げています。スープを作って食べた皆さんが、キレイになって、人に優しくなれたら僕も本望です。お知り合いにもどんどんシェアして下さい。
 こちら、店頭では「カボチャとトンモロコシの優しいぽた〜じゅ」として販売しています。食べた人が優しい気持ちになれるように、という期待を込めてそう名づけました。
「トンモロコシ」は僕が子どもの時にそう呼んでいたので、母のスープを好んで食べていた子ども時代のノスタルジーを込めて、敢えてのネーミングです。笑。お客さんにも結構突っ込まれます。
 一応、僕は小麦粉と砂糖を使わないで、野菜だけで甘みとトロみを出すことをこだわりにしています。お店で扱う全てのスープはどちらも使っていません。このレシピでも十分なコクと甘味を感じられると思います。


◆かぼちゃとトンモロコシの優しいポタージュ
【材料4人分】
・かぼちゃ350g(あらかじめレンチンしておくか、少量の水でじっくり茹でておく)
→ゆっくり火を入れるとかぼちゃは甘く、コクが出ます。
→冷凍のかぼちゃは軽く火が通っていることがあるので、そのまま使えます。おすすめです。
・玉ねぎ 80g
・とうもろこし(缶) 150g
・白ワイン 50g
→多めでもOKです
・オイスターソース 大さじ1杯
・ケチャップ 大さじ1杯
・牛乳 500ml
・濃口醤油 20g
・水 75g
→スープの硬さに応じて柔軟に足したりしてください
・バター お好み
・チキンブイヨン 適量

【作り方】
①タマネギを炒める。
→タマネギの甘さと香ばしさがお好きでしたら飴色になるまで炒めてもいいでしょう
→タマネギの栄養は細かく切るほど摂取しやすくなります

②白ワインを入れる
→あまりアルコールを飛ばしすぎないほうが香りが出やすくなります

③牛乳、水、ブイヨン、かぼちゃ、コーンを入れて、混ぜながらゆっくり煮る

④温まってきたら、オイスターソース、ケチャップを入れる
→冷めてると、沈殿して焦げたりするので温まってから入れてます

⑤湧いてきたら濃口醤油を入れて火を止める

⑦お好みでバターを入れても美味しいです

⑧ブレンダーか、ミキサーで撹拌(かくはん)する
→どちらもなければ、タマネギとコーンは最初にできるだけ細かくしておきましょう。
→スープとして硬いと思ったら少し水を足してみて下さい

美味しくできますように!!!
よかったら感想を聞かせて下さいね😀


あと、番組内で急に歌い始めた「週末スープ」こちらが完全版(?)です。
寒い中、快く乱入を許してくれたタレント、スタッフさんに感謝です。
週末スープ動画↓
https://youtu.be/-C3FNrxP5t0



ぽた〜じゅ屋 大嶋

2019年12月19日木曜日

ぽた~じゅ屋✖️韓国⑧(完結編) リム兄弟の来日と「スンドゥブ会」

12/14(土)19時、ついにリムさん兄弟が成田空港に到着し、バスと電車を乗り継いで、僕が住む新高円寺駅にやって来ました。
二人のお腹が空きまくっているということで、駅前で僕のおすすめのラーメン屋に行きました。
韓国では、二日間しか一緒に過ごしていなかったにも関わらず、古くからの友達であるかのように溢れる話。しかし、お姉さんのイジーさんは、麺を食べようとして箸を入れて混ぜ、話始めて箸を置き、話終わるとまた麺を混ぜる、を繰り返し、気付けば二時間が経過。冷め切った麺。また食べようとして、話始めて箸を置く。すでに23時。さすがにもう食べないと思い、お店には申し訳ないですが、麺を残したまま、彼らを我が家に連れていくことに。
家について、かるく中を案内して、ハイボールで再度乾杯。またおしゃべり。止まらない会話。結局、夜の2時頃ふらふらと床に着きました。日本語でコミュニケーション出来る機会が嬉しくて仕方なかったそうです。愛らしいなぁ。

翌朝、昨日の夜更かしが祟(たた)って、全員10:30まで大寝坊。午後には僕が呼んだお客さんたちがやって来るというのに、まだ買い物もしていません。慌ててスーパーで必要なものを揃え、準備に取りかかります。
実は、リムさん兄弟は料理が得意ではなく、レトルトのサムゲタンを韓国から持ってこようとして、生肉だったために税関で没収されてしまっていました。そこで、急遽スンドゥブに加えて、僕が有り合わせの材料でサムゲタンを作ることになったのです。気が狂うほど忙しかったけど、なんとかちょいとした本格サムゲタンができました。韓国で高麗人参を買っておいて良かった~☺️
(あり合わせ参鶏湯:骨付きの鶏肉、高麗人参、塩、しょうゆ、なつめ、ねぎ、にんにく、しょうが、玄米を圧力鍋で30分煮る)

皆で協力して3つのスープができました。スンドゥブとサムゲタン、エゴマのスープ。ちょうど一時くらいになり、続々とお客さんがやって来ます。今回の参加者は、三組のぽた~じゅ屋のお客さんと、僕の友達を合わせて15人ほど。会費は取らず、各々おつまみと飲み物の持ち寄り制にしていたので、テーブルにはスープの他に美味しそうな料理がいっぱい並んでいます。手作りハンバーグ、肉厚の名宝ハム、押し寿司、唐揚げ、フルーツ、リムさんらのお母さんの自家製キムチ。
テーブルが足りず、主役のはずのスンドゥブは床に置かれることに。 

皆が席についたところで、簡単に韓国での僕の体験を振り返り、彼らとの馴れ初めや、どうしてこの会を開いたのかを話しました。
そうなんです。日本カルチャーを愛し、独学で日本語を突き詰めてきた彼らに、日本に友達が出来ることを願っての会でした。
弟のリムさんは大学で国際政治学を学び、日韓関係やその歴史についても、バランス感のある認識を持っています。ゆくゆくは国の中枢で、日韓問題の解決や南北統一の実現に取り組みたいと考えていて、卒業後には日本の農村生活の経験を夢見ています。僕にも伝(つて)はあるので、卒業後、彼が本気なら協力したいと思います。
実現すると良いですね。😊

さあ、乾杯を。

スープも好評でした。エゴマのスープだけ、リムさん兄弟が作ったので、それだけ「本物の韓国料理」と称されていました。笑。僕のスンドゥブとサムゲタンは「偽物」と言われていましたが、皆はどれも「旨い旨い」言って食べていました。
下らないことでよく笑いました。何を話したのかあまり覚えていないほど、他愛もないこと。でも、下らないことで一緒に笑うって大事ですよね。安心感がないと、手を叩いてまでゲラゲラ笑うことって出来ないから。美味しいご飯とお酒でほぐれて馬鹿話をする。重要です。人間関係はまず相手を笑顔にすることから。

夕方、彼らがさすがに少し疲れてきたようなので、それとなく会を締めさせてもらいました。ちょっとバッサリ感はあったかもしれません。スミマセン。
(一名お帰りになったあとに撮影。俺はいつも写真を撮りそびれる(^_^;))

その後、三日間、彼らは我が家に滞在し、都内を観光して、昨日、夜の便で韓国に帰りました。今回のホームステイ、とても喜んでもらえたようです。

「スンドゥブ会」に参加頂いた皆さん、ありがとうございました。皆さんにも楽しんでもらえていたら幸いです。僕はもうしばらく余韻(作りすぎたスンドゥブの残り)に浸る予定です。

ブログ「韓国スンドゥブを食べ尽くす旅」編、これにて「完」とさせていただきます。

追記1:あの長ーい旅日記を読んでくださったお客さんが数名、韓国旅行を決めたそうです。あのルポの刺激だったなら嬉しいなぁ。

追記2:後日、二人からこんな贈り物が届きました。お姉さんのイジーさんが大好きだという韓国の絵本。その文章に、彼女が日本語の翻訳を書き添えたもの。そしてその巻頭には彼女からのお手紙が書かれていました。インターネットの翻訳サービスを使って書いたそうです。大変だっただろうなぁ。すごいエネルギーが要っただろうなぁ。

「偶然、ただ日本の友達がほしくていった集まりで、Oshimaさんと友達になって、日本に行ってMikiさんとも会って、本当にありがたいけどとても素敵な家で泊まっていい方々と楽しい時間になったことがまだ信じられません。-中略-私たち姉弟にとても大切な思い出をくれました・・・・」

泣けるよぉ。
カムサハムニダ



 (100ページ近い文章を全部翻訳してくれています。絵が素敵!)
(慣れない日本語なのに、とても丁寧な字体と内容です。)