2019年12月20日金曜日

ぽた〜じゅ屋❌ヒルナンデス! カボチャととうもろこしのスープ&週末スープ

2019年12月19日(木)

お昼の人気番組「ヒルナンデス!」にて「カボチャととうもろこしのスープ」を取り上げていただき、方々から「詳しく作り方を教えて欲しい」との声をいただいたので、こちらで紹介します。
本来、飲食店をレシピを公開しないと思いますが、ぽた〜じゅ屋は「世界を美人で優しい人だらけにする」というミッションを掲げています。スープを作って食べた皆さんが、キレイになって、人に優しくなれたら僕も本望です。お知り合いにもどんどんシェアして下さい。
 こちら、店頭では「カボチャとトンモロコシの優しいぽた〜じゅ」として販売しています。食べた人が優しい気持ちになれるように、という期待を込めてそう名づけました。
「トンモロコシ」は僕が子どもの時にそう呼んでいたので、母のスープを好んで食べていた子ども時代のノスタルジーを込めて、敢えてのネーミングです。笑。お客さんにも結構突っ込まれます。
 一応、僕は小麦粉と砂糖を使わないで、野菜だけで甘みとトロみを出すことをこだわりにしています。お店で扱う全てのスープはどちらも使っていません。このレシピでも十分なコクと甘味を感じられると思います。


◆かぼちゃとトンモロコシの優しいポタージュ
【材料4人分】
・かぼちゃ350g(あらかじめレンチンしておくか、少量の水でじっくり茹でておく)
→ゆっくり火を入れるとかぼちゃは甘く、コクが出ます。
→冷凍のかぼちゃは軽く火が通っていることがあるので、そのまま使えます。おすすめです。
・玉ねぎ 80g
・とうもろこし(缶) 150g
・白ワイン 50g
→多めでもOKです
・オイスターソース 大さじ1杯
・ケチャップ 大さじ1杯
・牛乳 500ml
・濃口醤油 20g
・水 75g
→スープの硬さに応じて柔軟に足したりしてください
・バター お好み
・チキンブイヨン 適量

【作り方】
①タマネギを炒める。
→タマネギの甘さと香ばしさがお好きでしたら飴色になるまで炒めてもいいでしょう
→タマネギの栄養は細かく切るほど摂取しやすくなります

②白ワインを入れる
→あまりアルコールを飛ばしすぎないほうが香りが出やすくなります

③牛乳、水、ブイヨン、かぼちゃ、コーンを入れて、混ぜながらゆっくり煮る

④温まってきたら、オイスターソース、ケチャップを入れる
→冷めてると、沈殿して焦げたりするので温まってから入れてます

⑤湧いてきたら濃口醤油を入れて火を止める

⑦お好みでバターを入れても美味しいです

⑧ブレンダーか、ミキサーで撹拌(かくはん)する
→どちらもなければ、タマネギとコーンは最初にできるだけ細かくしておきましょう。
→スープとして硬いと思ったら少し水を足してみて下さい

美味しくできますように!!!
よかったら感想を聞かせて下さいね😀


あと、番組内で急に歌い始めた「週末スープ」こちらが完全版(?)です。
寒い中、快く乱入を許してくれたタレント、スタッフさんに感謝です。
週末スープ動画↓
https://youtu.be/-C3FNrxP5t0



ぽた〜じゅ屋 大嶋

2019年12月19日木曜日

ぽた~じゅ屋✖️韓国⑧(完結編) リム兄弟の来日と「スンドゥブ会」

12/14(土)19時、ついにリムさん兄弟が成田空港に到着し、バスと電車を乗り継いで、僕が住む新高円寺駅にやって来ました。
二人のお腹が空きまくっているということで、駅前で僕のおすすめのラーメン屋に行きました。
韓国では、二日間しか一緒に過ごしていなかったにも関わらず、古くからの友達であるかのように溢れる話。しかし、お姉さんのイジーさんは、麺を食べようとして箸を入れて混ぜ、話始めて箸を置き、話終わるとまた麺を混ぜる、を繰り返し、気付けば二時間が経過。冷め切った麺。また食べようとして、話始めて箸を置く。すでに23時。さすがにもう食べないと思い、お店には申し訳ないですが、麺を残したまま、彼らを我が家に連れていくことに。
家について、かるく中を案内して、ハイボールで再度乾杯。またおしゃべり。止まらない会話。結局、夜の2時頃ふらふらと床に着きました。日本語でコミュニケーション出来る機会が嬉しくて仕方なかったそうです。愛らしいなぁ。

翌朝、昨日の夜更かしが祟(たた)って、全員10:30まで大寝坊。午後には僕が呼んだお客さんたちがやって来るというのに、まだ買い物もしていません。慌ててスーパーで必要なものを揃え、準備に取りかかります。
実は、リムさん兄弟は料理が得意ではなく、レトルトのサムゲタンを韓国から持ってこようとして、生肉だったために税関で没収されてしまっていました。そこで、急遽スンドゥブに加えて、僕が有り合わせの材料でサムゲタンを作ることになったのです。気が狂うほど忙しかったけど、なんとかちょいとした本格サムゲタンができました。韓国で高麗人参を買っておいて良かった~☺️
(あり合わせ参鶏湯:骨付きの鶏肉、高麗人参、塩、しょうゆ、なつめ、ねぎ、にんにく、しょうが、玄米を圧力鍋で30分煮る)

皆で協力して3つのスープができました。スンドゥブとサムゲタン、エゴマのスープ。ちょうど一時くらいになり、続々とお客さんがやって来ます。今回の参加者は、三組のぽた~じゅ屋のお客さんと、僕の友達を合わせて15人ほど。会費は取らず、各々おつまみと飲み物の持ち寄り制にしていたので、テーブルにはスープの他に美味しそうな料理がいっぱい並んでいます。手作りハンバーグ、肉厚の名宝ハム、押し寿司、唐揚げ、フルーツ、リムさんらのお母さんの自家製キムチ。
テーブルが足りず、主役のはずのスンドゥブは床に置かれることに。 

皆が席についたところで、簡単に韓国での僕の体験を振り返り、彼らとの馴れ初めや、どうしてこの会を開いたのかを話しました。
そうなんです。日本カルチャーを愛し、独学で日本語を突き詰めてきた彼らに、日本に友達が出来ることを願っての会でした。
弟のリムさんは大学で国際政治学を学び、日韓関係やその歴史についても、バランス感のある認識を持っています。ゆくゆくは国の中枢で、日韓問題の解決や南北統一の実現に取り組みたいと考えていて、卒業後には日本の農村生活の経験を夢見ています。僕にも伝(つて)はあるので、卒業後、彼が本気なら協力したいと思います。
実現すると良いですね。😊

さあ、乾杯を。

スープも好評でした。エゴマのスープだけ、リムさん兄弟が作ったので、それだけ「本物の韓国料理」と称されていました。笑。僕のスンドゥブとサムゲタンは「偽物」と言われていましたが、皆はどれも「旨い旨い」言って食べていました。
下らないことでよく笑いました。何を話したのかあまり覚えていないほど、他愛もないこと。でも、下らないことで一緒に笑うって大事ですよね。安心感がないと、手を叩いてまでゲラゲラ笑うことって出来ないから。美味しいご飯とお酒でほぐれて馬鹿話をする。重要です。人間関係はまず相手を笑顔にすることから。

夕方、彼らがさすがに少し疲れてきたようなので、それとなく会を締めさせてもらいました。ちょっとバッサリ感はあったかもしれません。スミマセン。
(一名お帰りになったあとに撮影。俺はいつも写真を撮りそびれる(^_^;))

その後、三日間、彼らは我が家に滞在し、都内を観光して、昨日、夜の便で韓国に帰りました。今回のホームステイ、とても喜んでもらえたようです。

「スンドゥブ会」に参加頂いた皆さん、ありがとうございました。皆さんにも楽しんでもらえていたら幸いです。僕はもうしばらく余韻(作りすぎたスンドゥブの残り)に浸る予定です。

ブログ「韓国スンドゥブを食べ尽くす旅」編、これにて「完」とさせていただきます。

追記1:あの長ーい旅日記を読んでくださったお客さんが数名、韓国旅行を決めたそうです。あのルポの刺激だったなら嬉しいなぁ。

追記2:後日、二人からこんな贈り物が届きました。お姉さんのイジーさんが大好きだという韓国の絵本。その文章に、彼女が日本語の翻訳を書き添えたもの。そしてその巻頭には彼女からのお手紙が書かれていました。インターネットの翻訳サービスを使って書いたそうです。大変だっただろうなぁ。すごいエネルギーが要っただろうなぁ。

「偶然、ただ日本の友達がほしくていった集まりで、Oshimaさんと友達になって、日本に行ってMikiさんとも会って、本当にありがたいけどとても素敵な家で泊まっていい方々と楽しい時間になったことがまだ信じられません。-中略-私たち姉弟にとても大切な思い出をくれました・・・・」

泣けるよぉ。
カムサハムニダ



 (100ページ近い文章を全部翻訳してくれています。絵が素敵!)
(慣れない日本語なのに、とても丁寧な字体と内容です。)

2019年11月17日日曜日

ぽた~じゅ屋✖️韓国⑥ 韓国の若者たちとの腹を割った語らい

韓国の若者たちの驚くほど流暢な日本語を前に僕の韓国語はあまりに乏しく、軽い挨拶と「スンドゥブ・ジュセヨ(スンドゥブお願いします)」ぐらい。しかも、そのフレーズを口に出すと笑いが起きるので、多分間違っています。ただ、超ポジティブに考えれば、経験上、笑われるというのは外国で友達を作る上で効果絶大なので、あとは英語と日本語で乗りきるのみ。
同じテーブルの人たちと話していると、日本に旅行や仕事で行ったことがある人もない人も、共通しているのはアニメや漫画を通して日本文化に関心を持ったということ。そして、多くの人が見ているアニメは「Naruto」「ワンピース」。僕は普段マンガやアニメを見ないので、話についていけませんでした。ただ、韓国の若者達の僕に対する羨望の眼差しは凄いものがあります。「日本人」であるというだけで軽く人気者なのです。『あのマンガを描いた漫画家がいる国からきている人』というかなり大胆なくくりで僕はチヤホヤされているのです。Narutoとワンピースの読破を心に誓いました。
ありがとう漫画家さん。
ありがとう週刊少年ジャンプ。


僕が着いて1時間ほどで会が終わる夜九時になりました。その頃には何人か仲良くなれそうな人ができていました。特には隣に座っていた女性で、つっかえながらの日本語だけど、話す内容や仕草に誠実さがこもっていました。名前はイジーさんといい、この会には初参加でした。
主催者が、テレビの司会のような少し大袈裟な身振りで締めの挨拶をして「希望者は居酒屋に席を移して交流を続けられる」と言いました。彼の、リズム感と抑揚のある口調に載せられて、ほぼ全員行く雰囲気になっていました。僕の回りの席にいた数名も居酒屋行きの列に加わりました。
みんなでゾロゾロとならんで歩き、500mほど歩いて居酒屋に着きました。好きな席に座ります。僕のテーブルはカフェとは違うメンバーでしたが、イジーとはまた隣同士でした。その他はベルギー人女性とスイス人男性、三人の韓国人がいました。

酒を交えた会は、最初は音楽や流行など他愛もないことから、酔いが深まるにつれて、複雑な話に発展して行きました。韓国とスイスの徴兵制の違い、北朝鮮と韓国の関係、そして、日韓関係。
日本文化をこよなく愛しても、今まで日本人とコミュニケーションをとる機会がなかった彼らは、僕との出会いや、複雑でセンシティブな内容の話がお互いにできることをとても喜んでくれました。僕も嬉しかった。「戦後最悪の日韓関係」と称される今日に明るい未来がチラリと見えた気がしました。

韓国の若者達は、新大久保や川崎のヘイトスピーチや、韓国・朝鮮ルーツの人々を日本から追い出そうとする一部人々の動きについてニュースで見ていて、とても不安を感じ悲しんでいました。
韓国も日本も強硬的な右派が大声で焚き付けて感情を煽り、テレビやネット上には、あたかも相手に対して嫌悪感を抱くのがマジョリティであるかのように映されます。「反日・反韓」で利益を得る人々が握りしめる拡声器によって、実体の何倍にもなって相手の国に届いているのです。真実は、どちらの国でも攻撃的な人々は少数派のはずです。
でも、今日語り合って、日本と韓国の若者は仲良くやっていけることを知りました。
嬉しくて仕方ありません。

終電が近づき、僕は店をあとに。帰りの電車のなか、鳴りっぱなしのスマホ。今日出会った韓国の若者たちからのLINEやcafetalkです。
「今度、必ず日本に行くので、また会いましょう!」

僕:「待ってます。その時はうちに泊まってね。😄」

2019年11月11日月曜日

ぽた~じゅ屋✖️韓国⑤ 旅に命を吹き込むもの

お腹がいっぱいで、韓国の町並みも見慣れてくると、これ以上自分が何をしたいのか分からなくなってきました。なんとなくゲストハウスに向かって歩いていますが、途中、ショッピングをしたいわけでも、エステに行きたいわけでもないので、ただ歩くだけです。今までいろんな国を旅してきましたが、都市部はなんとなくどこも景観が似ているので一日歩いていると新鮮さがなくなってしまうのです。
「あぁ、明日もこうして1日中ひとりで歩き回るのか」と思うと、ちょっとげんなりしてきました。韓国の食べ物は美味しいですが、日本のように一人飯文化は浸透しておらず、二人以上でテーブルを囲う文化なので、どれもボリュームが多くて一人だと入りづらいお店も結構あります。
とりあえずそのまま歩いてホテルに戻って、ベッドに横たわりました。すでに夕方6時過ぎ、しばらく休んでまた市場に行くことにします。
かなり歩いたので、体がベッドに溶けていくようでした。そのまま気持ち良く眠れそうなのに心のどこかで何かを渇望している。それが引っ掛かって眠りに落ちることができずにいました。このままだと旅が生命感のないスカスカな状態で終わってしまう。足りていないのは何だろうとぼんやり考えていると、ふと、
「友達が欲しい」
という心の声が聞こえてきました。
「友達を作ってもっと深い旅にしたい」と。

すぐに「meetup 」という同好会アプリを開いて、今日、近くで開催されているイベントを探します。すぐに「日本韓国languae exchange会」なるものを見つけて、参加申し込みをしました。アプリ上では、40人の枠が39人まで埋まっていて、僕がラストの40人目と表示されています。「え、俺で最後?ついてる!何かの思し召し??」と一瞬思いましたが、人気のイベントに見せかけるためのフェイクかもしれません。「戦後最悪の日韓関係」といわれるこのご時世に、日本人と接したい韓国人が多くいるはずがない、と思いますよね。だから、多分5人くらいのこじんまりした会なんだろうと。まあ、それでも誰か一人でも仲良くなれる人がいて、明日ソウルの町を一緒に歩けたら最高です。
すぐに部屋を出て、弘大(ホンデ)という駅に向かいます。駅から会場まではすぐ。雑居ビルの2Fにあるカフェが会場でした。
ガラス張りのカフェ内を覗くと、ほぼ満席。イベントに関係のない一般客と思いきや、ほとんどが日本に関心がある韓国人の若者でした。40人の席はフェイクでなく本当に埋まっていて、この「日韓language交流会」は人気のイベントだったのです。参加者の8割が韓国人で、日本人は僕を含めて4人。あとは、海外からの留学生や旅人。40人が5つのテーブルに別れて思い思いのテーマで話をしていました。
主催者に振り分けられたテーブルにつくと、韓国人の若者達が目を輝かせて話しかけてきました。レベルはそれぞれ違うけど、十分伝わる日本語です。みんなアニメやドラマで独学で勉強していると言っていました。みんな口々に「日本人の友達がずっと欲しかったんだ」と。長い間勉強してきて、今日初めて生で日本人と話せた、という人もいました。
胸が熱くなりました。
韓国にはこんなに日本を好きでいてくれる人たちがいる。
この会に参加して、僕の韓国旅行は血が行き渡り授肉し始めました。

次回に続く。

2019年11月10日日曜日

ぽた~じゅ屋✖️韓国④もはや苦行

有名なスンドゥブのお店まで一駅なので歩いて行くことにしました。ソウル市内のメトロ駅間は歩ける距離です。この日は天気も良く、気候も涼しいので散歩にはもってこいでした。しかし、お腹にはしっかり緑豆チヂミが詰まっていて、歩くと少々息苦しい。500m歩いたくらいではいなせず、パンパンに張ったお腹のままスンドゥブ屋に着いてしまいました。
お店の外観も中もこじんまり。地元民のための食堂といった雰囲気です。こちらには韓流スター達もお忍びで来るらしいですが、観光客慣れはしていないようで、席についてから注文するまで、おばちゃんがなんだか気難しくニコりともしないので、僕はすっかり緊張していました。しかし、いざ注文が入るとやはりプロフェッショナル。慣れた手つきでテンポ良く火の上に石鍋を広げていきます。グツグツと煮立ったスンドゥブは魚介の香りがしっかり効いていて、大変美味でした。お値段も500円と安い!
 さあ、もういい加減何も食べられないほどお腹が一杯になりました。「カムサハムニダ」とおばちゃんに声をかけて店を後にします。結局、最後までおばちゃんが僕に微笑みかけることはありませんでした。
ここから300m歩くと、チョンノ3街というエリアに行けます。小さいスペースに個性的で可愛いお店がひしめき合う若者が集まるスポットです。道すがら屋台が美味しそうな湯気を出していますが、お腹は一杯なのと、大体はカンジャンシジャンでも食べられるものなのでスルー。真っ直ぐオシャレタウンに向かいます。
このオシャレエリアは凄いです。日本にはないです。たぶん、作れないです。日本の建築基準法ではNGな密集度。でも、どのお店も巧みに空間がデザインされていて、個性的。辺りは若い人たちでいっぱいです。デートには最高だろうな。

ぽた~じゅ屋✖️韓国③広蔵市場(カンジャンシジャン)

広蔵市場は想像していたよりもゲストハウスから近く、すぐに見つかりました。さらに、非常に広い敷地にも関わらず、生地なら生地同士、チヂミならチヂミ同士、同じ品物を扱う店が並列しているため、ネットフリックスで紹介されていた屋台も簡単に見つけることができました。
特に行きたかった、笑顔がステキなおばちゃんのカルグクス屋は11時過ぎにはすでに混んでいました。お客のなかには僕と同じくネットフリックスを見てきている人も少なくないようで、来る人来る人スマホを向けておばちゃんの写真を撮っていきます。彼女もメディア慣れしているらしく、カメラを向けられるとニコッと笑います。大きな口を開けてニカッと笑う、本当にステキなスマイル。僕も食べ終わって撮らせてもらおうと思いましたが、丁度ピークタイムに重なってしまい、忙しそうにしてるところお願いするのも悪いので、隠し撮りみたいになってしまいました。
こちらのカルグクス、韓国式の手打ちうどんといった感じです。目の前でおばちゃんが打ったうどんを、優しい味付けのスープでいただきます。スープは化学調味料的な味はなく、素材の素直な味をいただきます。目の前にうず高く積まれた餃子も思わず注文。市場内だから全て新鮮。美味しいです。
そのあと、同じ市場内にある漬物屋に。こちらではカニを丸ごと醤油漬けにしたものを頂きます。これもネットフリックスでやっていました。まるごとの蟹はホテルの部屋で食べるのは難しいので「ここで食べていきたい」と店のお兄さんに英語で伝えました。すると「大丈夫です」と日本語で返ってきました。さらに流暢な日本語で食べ方を説明してくれました。どうして日本語がわかるのかを聞くと、彼には日本人の恋人がいて独学で学んでいるんだそうです。「自分は真面目に勉強しているのに、彼女は韓国語をやらない」とボヤきながら蟹を解体してくれます。手際よくバラすと、甲羅を器にしてご飯を載せ、味噌と和えます。手足はちゅうちゅう吸うようにと教えてくれました。食べてみるとカニ味噌の濃厚な香りが口の中に拡がりました。お店の商品は全て飛行機で持ち帰れるというので、帰りがけにまた寄ることにしました。

 そして、もうひとつ、場内で強い存在感を発揮している食べ物が「緑豆チヂミ」。鉄板の上で熱々になった胡麻油の池で、臼で挽いたばかりの豆ペーストをこんがり焼き揚げる。これがまた旨い。とても香ばしく、食感も良い。ボリュームもあります。

しまった!
お腹が一杯だ。スンドゥブを食べれない (^_^;)

ぽた~じゅ屋✖️韓国②ソウル市二日目

日本からソウルに来る場合、金浦空港か仁川空港のどちらかを使います。この二つの空港は東京の羽田と成田のようなもので、前者は都市部に近く割高で、後者は遠くて割安。今回は滞在時間を有効に使いたかったので、近くて割高な金浦空港にしました。
空港からは、地下鉄5番線が、40分程で乗換なく市街地に出られるので便利です。プラットホームはガラス張りになっているので、接触事故による遅延の心配もありません。地下鉄の券売機は日本語にも対応しているので難なく扱えます。(これでカード式の切符をデポジット込みの価格で買って)
(目的地でデポジット500ウォンを払い戻す)
地下鉄内の風景は、無防備に眠る人々、スマホに見いる人々、ひそひそ話をする人、日本と似ています。ただ、車内を見渡す限り、外国人の姿はあまり見かけないので、東京の方がソウル市に比べて国際化は進んでいるかもしれません。
車内は寝てる人が結構いるので、韓国も安全なんだと思います。
(この豪快な眠りっぷりは日本ではあまり見ない!笑)

 今回の旅は、ネットフリックスで見た広蔵市場(カンジャンシジャン)に行くことと、スンドゥブ研究がメインテーマなので、市場の近くのゲストハウスを予約しました。ウルチロ4街駅にある「キムステイ7」は一部屋4000円ほどでユニットバス付きの個室に泊まれます。部屋は使い込んだ感はありますが、清潔が保たれています。スタッフさんの日本語対応はなく、英語も片言ですが、フレンドリーで気持ちが良いです。普段、僕の一人旅はドミトリーに泊まって他の旅行者と情報共有しつつ、安く済ませるのですが、今回は最終日の飛行機が朝早い時間帯だったので、同室の旅行者に迷惑と思い、個室を取りました。
このゲストハウスで正解。地下鉄のマップを見ると、ウルチロ四街はソウル市内のホットスポットへのアクセスが良いことがわかりました。スンドゥブ・ハンティングも効率良く進められそうです。

さあ、荷物を置いて、いざ広蔵市場へ!

2019年11月8日金曜日

ぽた~じゅ屋✖️韓国①スンドゥブ・ハンター

現在、韓国のソウル市に来ております。
これまで海外はあちこちに行ってきましたが、近いがゆえに「いつでも行けるさ」と後回しにしてしまっていた韓国。
僕は地元が「都内の韓国『新大久保』」ですので、アジアの雰囲気に囲まれて育ちましたが、今回ついに朝鮮半島にわたったのです。
旅の目的は新しいメニューのアイデアをゲットすること。ネットフリックスの「ストリートグルメ」という番組で、広蔵市場が取り上げられていて、憎いほど美味しそうに映すので、どうしても韓国に来たくなりました。
来てみると、やはり新大久保とは別物。ハングル文字と、きらびやかなネオンに包まれた瞬間、ここは異国なのだと実感します。テクノロジーがちりばめられた地下鉄や、スモークガラスのタクシーを見ると、東京とは違う価値観が息づいていることがわかります。
ハングルは全く読めないので、駅の名前が読めません。路線図の中で同じ形の文字を探します。メニューも読めなくて食べ物がわかりません。なんとか解読しますが文字を読むというより、同じ形の図形を探していると言った方が近い。日本語で39年間かけて脳内に蓄積してきた物事が一瞬で使い物にならなくなったのを感じました。
この無力化される感覚に萌えるんですよね。
当たり前にできていた事が、新しい場所に移って急に出来なくなって、滞在中に少しずつできることが増えていく。この「振り出し感覚」、生きてる実感湧くわぁ、、、。


2019年8月22日木曜日

ぽた~じゅ屋 ✖ ブログ

2018年の2月末、

目白のとあるビルの下で初出店をしてから、これまでに15,000食以上のぽた~じゅライスを提供してきました。

初出店の日のことはよく覚えています。

ネットで買った中古の炊飯器のメモリが狂っていて、水を入れすぎて、半おかゆ状態。

炊きなおす時間もなかったので仕方なく、ベチャベチャのお米のまま。

スープの塩加減も味付けも細かく定まっておらず、どうにか味を整えて現場へ。

車中の作業の流れも定まらないまま営業を強硬しました。

今振り返ると、ひどいですね。反省。。。😓


その後も失敗と改良を繰り返して、今日のぽた~じゅ屋があります。

初年度はなかなか成果を出せず、苦しい思いもしましたが、

とてもありがたいことに、今では多くの常連さんが毎週通ってくれています。

雨の日も雪の日もです。

ランチタイムには大勢の方にお並びいただいて、

何度か、書籍やメディアでも取り上げてもらえました。

まだまだ「成功」とは言えませんが、

今のところ順調だと思っています。

キッチンカーは、調理、メニューづくり、接客、プロモーション、運営の全てを自分でやります。

行動の一つ一つが、甘い/苦い果実となって自分に返ってきます。

その中でいろいろな考えや、思いが巡ってくるのですが、

それらをブログに書き綴っていこうと思います。

皆さんにとって何かの役に立つとも思えないのですが、

「あ〜、こういうヤツが作ってるんだ」と、

親近感を持ってもらえたならシメシメ。

「ドン引きさえされなければOK」くらいのノリで頑張りますので、

空いた時間などに目を通してもらえると嬉しいです。